マンションは長く住める

中古マンションの築年数によっては、ちょうど設備の交換が終わったばかりの場合もありますが、いずれはリフォームが必要となるため、その費用も考慮しておくことが重要です
中古マンションは築年数が経過しているため、建物や設備には劣化が進んでいる可能性がありますが、リフォームや交換を行うことで問題なく住み続けることができます。
建物の寿命は一般的に長く、特に鉄筋コンクリート系のマンションは約60年ほど経過しても住むことができます。
しかし、設備の寿命は短く、約15年ごとに交換が必要となります。
そのため、中古マンションを購入する場合は、築年数や設備の状態を考慮し、将来のリフォーム費用も見積もっておくことが重要です。
ただし、築年数が経過していることにより、価格面でのメリットがあることも覚えておいてください。
中古マンションのメリットは3つあります。
築年数が経過した中古マンションを購入するメリット
1. 価格面でお得なこと:新築や築浅の物件に比べ、中古マンションは価格が安くなる傾向があります。
築年数が経過したために需要が減少したため、競争相手の少ない状態で物件を購入できるチャンスです。
また、価格交渉もしやすくなるため、予算範囲内で理想の物件を探すことができます。
2. 周辺環境の整備が進んでいること:築年数が経過している地域では、周辺環境の整備が進んでいることが多いです。
公園や商業施設、交通機関のアクセスなど、生活に必要な施設や便利な環境が整っています。
また、住民同士のコミュニティも形成されていることが多く、安心して生活できる環境です。
3. リフォームや設備のアップグレードが可能なこと:中古マンションを購入することで、自分の好みや生活スタイルに合わせたリフォームや設備のアップグレードが可能です。
たとえば、キッチンやお風呂などの設備を新しくしたり、床や壁のリフォームを行ったりすることができます。
これによって、自分好みの住環境を手に入れることができます。
中古マンションを購入する際には、築年数や設備の状態などを考慮しながら、自分にとって最適な物件を見つけることが重要です。
また、専門家の意見やマンション管理状況を確認することもおすすめです。
参考ページ:中古マンションの耐用年数|築年数が経過した物件の選び方を紹介
築年数が経過した物件なら購入価格を抑えることができます
築年数が経過した物件は、購入価格を抑えることができる魅力があります。
公益財団法人東日本不動産流通機構が2022年1月から3月までに行った調査によると、首都圏では築年数ごとに平均成約価格が変動しています。
具体的には、築5年の物件の平均成約価格は6,486万円、築10年の物件は6,083万円、築15年の物件は5,358万円、築20年の物件は5,045万円、築25年の物件は4,109万円、築30年の物件は2,782万円、そして築30年以上の物件は2,108万円となっています。
築25年を超えると中古マンションの価格は大きく下がる傾向がありますので、お得な条件で物件を購入できるという利点があります。
さらに、築30年を超えると価格の下落が止まり、値崩れしにくいというメリットもあります。
築年数が経過した物件を選ぶことで、購入価格を抑えることができるので、予算において少しでも節約したい方や、将来の価値の変動を気にせずに長期的に安定した生活を送りたい方におすすめです。
築年数は物件の価格に大きく影響する要素であり、注意深く選ぶことが重要です。
ただし、築年数が増えると修繕やリフォームの必要性も高まるため、それに伴う費用も考慮する必要があります。
適切な判断をして、自分にとって最適な物件を見つけましょう。